2025年5月23日(金)、一般社団法人安全保障ビジネスイノベーション協会(所在地:東京都豊島区、代表理事:磯部晃一、以下「SBIJ」)は、タイ王国の国防技術研究局 Defence Technology Institute(以下「DTI」)と、安全保障分野におけるイノベーション推進および協力関係強化を目的とした覚書(MOU)を締結いたしました。
本調印式は、アジア最大級の防衛・セキュリティ総合展示会「DSEI Japan 2025」最終日にあたる同日、会場近隣のホテルニューオータニ幕張にて、SBIJ代表理事 磯部晃一およびDTI局長 チャラット・ウームソムリット大将の出席のもと執り行われました。署名に先立ち、両代表より本協定の意義について挨拶があり、安全保障技術分野における両国の実質的な協力体制構築への強い期待が表明されました。
今回の連携は、日タイ両国の産官学の交流促進と、将来的な技術協力や共同研究の基盤形成を目指す重要な一歩となります。
SBIJ 磯部晃一 代表理事 コメント

「今回の覚書締結は、SBIJとDTIの連携強化だけでなく、タイと日本の安全保障分野におけるイノベーション推進に向けた重要なマイルストーンと位置づけています。両国の強みを活かした技術交流と協力を通じて、安全保障産業の成長と新たなビジネス機会の創出を目指します。このパートナーシップが、両国の安全保障業界および国家間の友好関係の深化に寄与することを強く期待しています。」
今後の展望
今回のMOU締結を契機に、SBIJは今後、タイ東部に位置する「ナンチャンバレー」と呼ばれる地域の広大なテストフィールドを活用し、先端防衛技術に関する実証実験や共同研究プロジェクトの展開を計画しています。無人航空機(ドローン)をはじめとする新技術の性能評価や運用デモが行われる予定で、技術面での協力が本格化する見込みです。
また、SBIJはドローンパイロットの育成などを含む人材育成事業にも注目しており、次世代の防衛技術人材の交流・育成を通じて、アジア地域における安全保障分野の持続的な発展に貢献していく方針を示しています。